小さな恋の物語

今日、下の子(小3)とお風呂に入ってる時に聞いた話です。

娘のクラスに、入学してすぐから勇名をとどろかせてるガキ大将がいます。
カイト君というその子の名前はしょっちゅう「●●くんがカイトくんとケンカして泣いた」「カイトくんがろうかに立たされた」「▲▲くんが泣いた、カイトくんがつきとばしたから」といった形で娘から聞いていました。

それが5月くらいに「カイトくんがなあ、◎◎(娘の下の名前)のことだけ、『◎◎ちゃん』て呼ぶねん」と言い始めました。他の子のことは苗字で呼び捨てだそうです。それからときどき「カイトくんがわざわざバイバイ言いにくるねん」とか「カイトくんが給食のおかわりくれた」とか言ってました。でも娘は頭のいいシュンくんが好きなので、「ちょっといややねん」と困った顔してました。

そして今日。娘がマスクをどこかに落としたらしく、それがなぜかよくわからないんですが校内放送で教頭先生のところに取りにいくように指示されたそうなんです。娘にしたら「教頭先生のとこに取りに行くなんていやだなあ」と思っていたら何も言わずにカイトくんが一緒に行ってくれたんですって。

かわいい子でしょう、カイトくん。このストレートな愛情表現。うちの娘に好意をもってくれててありがたいですが、それだけじゃなくてやんちゃな彼が一生懸命好きな子に気持ちを伝えようとしてるのが心をうちます。
あー、ほっこりするわあ。