子供の日に

今日こんな本を買いました。

ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)

ちいさなあなたへ (主婦の友はじめてブックシリーズ)

「母でいることの幸福、喜び、不安、痛み、そして子どもへの思いー母であることのすべてがつまった絵本」という帯を見て、本屋さんで平積みされてたのを何気なく手にとって読んでみました。
見開き2ページにほとんど1行程度の短い文章が書かれているだけなので全部読むのに3分ほどかなあ、かかったのは。
たったそれだけの文章なのにあらら、目がうるんできちゃいました。
すごいことにその短い文章で、子供を初めて抱いた日からその子が年をとってぎんいろのかみになった日までが書かれてるのです。
「はじめてゆきがふったひ、そらにむけてだきあげたあなたのまあるいほっぺのうえでゆきがとけていった」
「いつかきっと、あなたもとびこむのだろう。ひんやりすきとおったみずうみのみずのなかへ」
「もっとたかく、もっとたかくとはずみをつけて、めまいがするほどたかくまで、じぶんをためすこともあるだろう」
こんな文とシンプルなでも文にぴったりなやさしい絵が描かれています。
ほかにもいろいろな文章があるのですが、長男が高校生になりちびも4年生になり、もう子供たちの世界全部に私が顔を出すことはもちろんなくて、これからどんどん自分の世界を広げていくのだろうなあと考えていたときだったのでこんな文章が心に響いてきました。とくに長男は春から新しい世界に飛び込んではりきったり戸惑ったり疲れたりしてるのを見て、私もたのもしく思ったり心配になったりしてたので、子供が新しい世界に入っていくところや自分を高めようとするところにきゅんとしました。
家に帰ってから読んでみたらまたうるうるしそうなのでがまんして、夜おふとんの中で読むことにしました。小さかったときのことも思い出そう。
子供の日にいい本に会えました。