読んだよ見たよ

風の中のマリア (講談社文庫)

風の中のマリア (講談社文庫)

楽しみにとっておいた百田尚樹さんの「風の中のマリア」を読み終えてしまいました。百田さんの文章はものすごく読みやすいのですぐ読み終えちゃってもったいないです。でもするすると読めるのにその中には膨大な量の知識が含まれててすごく不思議です。マリアというのはオオスズメバチのワーカーつまり働き蜂のことなのですが、彼女の目を通してひとりの女王蜂が巣作りを始めてからその女王蜂の最期と巣の衰退、そして新たな女王蜂の生誕までの壮大なドラマが描かれています。
スズメバチといえば一番大きい蜂、刺されると怖いよーくらいしか知識のない私(知識なさすぎ)だったけど、もう何でも知ってる気分です。なぜ働き蜂はメスばっかりなのか、蜂のオスって何の役割なの、巣はどうやって作るのか、狙ったミツバチの巣を襲う時の方法、まずスズメバチって肉食なの、等々知らなかったことをいっぱい知ることができました。百田さんは、「永遠の0」では私の長年の疑問、どうして日本は無謀な戦争を始めたのかとか愚かしい作戦を次々と繰り広げたのかとかをするすると平易な文章で説明臭くなく解き明かしてくださったし、「風の中のマリア」ではスズメバチをはじめ多くの昆虫についての知識を与えてくれました。私の憧れる「難しいことをやさしく書く」の典型です。知らなかったことを教えてくれるだけじゃなくて、目に浮かぶような美しい情景や胸がぎゅっとするドラマもいっぱいあります。まだ読んでない作品を読むのが楽しみです。


私は高校生から大学生くらいの時、坂田靖子さんが好きで特にこれが大好きでした。

バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫)

バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫)

この文庫版じゃなくて普通のコミック版でしたけど何度も何度も読みました。何時の頃からか忘れてしまってたのですが、先日ひょんなことから私が知らないだけで坂田先生が最近も本を出しておられることを知ってこれを買いました。
ベル デアボリカ 1 (ASAHIコミックス) (あさひコミックス)

ベル デアボリカ 1 (ASAHIコミックス) (あさひコミックス)

1から3巻まで出てるのを読んだのですが、やっぱり大好き!!でした。うれしいなあ、また坂田ワールドに入れて。完結の4巻は9月初めに出るのですがもうめっちゃ楽しみです。


うちは毎週すま×すまを録画してて、後からちびと私が見るのですが、昨日見たらすまぷときすまいくんが一緒に歌ってました。何かすごい嫉妬しました。だってすま兄さんと歌のコラボするのは事務所内ではきんきちゃんだけだもん(違うよ。何の独占欲か)。他のコーナーはいいけど歌はやだ。(きすまいくんには何の恨みもないですよ。もちろん応援しています)なぜかめったに発動しない嫉妬心がメラメラしてしまいました。きんきちゃんもまた出てほしいよー。ということで、「Time」の時に出たのを見返しました。やっぱりいいわ。特にきむらさんとこういちさんが背中合わせで歌うところがドキドキコーフンしました。なんかあそこって「男の闘い」ってイメージが拡がるのです、ワタクシ。また見たい、ぜひ見たいです。



お返事です。
Mさま、こんにちは。
「Dear hiroshima」を見てからお返事しようと思ったら2時間近くある番組だったのでなかなか見終わらず、こんなに遅くなってしまってごめんなさい。私が偶然気になったものがMさんも気になってたと知ってびっくりすると同時にとてもうれしかったです。
番組に登場した歴史学者が「これらの写真は見てすぐ反応するのじゃなくじっくりと向き合って時間をかけて見ること、あの写真にはそれが必要です」と言ってたのが心に残りました。ほんとにあの時代はもんぺ姿しかないと思っていましたよね。でもどんな時代でも女の子はオシャレしたいんだなあ、隠して苦労しながらもカワイイものを着てたんだなあと思うと胸がつまります。
写真集は図書館で借りて見たのですが、リビングのテーブルに置いていたらちびも見てました。少し説明してやると黙ってまたページをめくってました。何を考えていたかはわかりませんが、少しでも何か心に残ってくれてるといいなあと思っています。

きんきちゃんのこと。私の家にはまだ来てないのですが、会報でこういちさんが「キンキでツアーがしたい」と言ってくれてるらしいので、それを聞いてすごく心が慰められました。できるだけ早く実現してほしいですけど、こういちさんの口からそんな思いが聞けたことだけですごくうれしかったです。

Mさんのお嬢様はもう宿題は終えられましたか?うちのちびは今日ようやく読書感想文に取り掛かりましたよ、ふふ。
まだまだ暑い毎日ですけど、もう少し夏休みがんばりましょうね。夏バテしないようにしっかり食べてしっかり睡眠をとって。
どうぞまたいらしてくださいませ。それではまた。