夏柑糖

京都老松の夏柑糖です。
これはとってもとってもおいしいです。
夏蜜柑のきついすっぱさや苦味やいらんもんを全部とってさわやかさだけ寒天で固めたようなお菓子です。今寒天て書いたけど寒天で固めたときの粗野な感じもないし、ゼリーのややベタッとした感じもないし、ただただ味も食感もさわやかです。いつも家でできひんかなと思うけど似て非なるものしかできひんやろなあとあきらめてます。
でもー、これお高いのよね。毎年お義姉さんが実家に送ってくれるのをお相伴するんです。
ありがとう!お義姉さん!京都はおいしいお菓子が限りなくあるからすごい!
「ああ、あそこは老舗ちゃうえ、まだ100年ぐらいやし」というお義姉さんの発言にいつもすげーと感動してます。


切ったとこです。


思い出し書き。
老松といえば「松風」も大好きです。
ずいぶん前、今はもう亡くなってしまった京都のおとうさん(お義姉さんのお父様のこと)が、私が「松風」が好きと知って「松風」の切り落としを買ってきてくださったことがありました。
これが超ウマイ!なんではしっちょてあんなにおいしいんでしょ。
「これが意外と手に入りにくいんどす。店行ってもないことがよおおあります。今日はついてました。」とおっしゃるお父さんの笑顔が思い出されます。西陣の帯屋さんだったお父さんの京都弁は男の人の京都弁という新鮮さもあり、やわらかくて大好きでした。